「未来にわたり住み続けたい町」
コミュニティ再生事業が本格スタート!
当法人の2019年度事業計画の最重点計画として挙げている地域福祉グランドデザイン事業(コミュニティ再生事業)が本格スタートを迎えました。
この事業のきっかけは、昨年6月18日に起こった高槻を震源とする大阪北部地震。この地震により、市営住宅の19棟のうち2棟が倒壊の危機があると診断され、取り壊しとなりました。その他17棟においても建設から半世紀が経ち老朽化が著しく、「一刻も早く安全な場に住みたい。」という住民の切実な思いがあります。
このような状況をもとに高槻市と連携、地域・家庭・学校・行政・大学・企業など多セクターとの協働をしながらハード面とソフト面の両方からコミュニティ再生に着手し、誰も取り残さないまち(包摂のまち)の仕組みづくりを包括的に行うことを目的にスタートしました。
この事業では2つの柱をもとに構想。
〇フェーズ① 住まい編
子どもから高齢者、外国籍の方までを含めた多様な人の声の吸い上げと「まちづくりプラン」の作成
〇フェーズ② まちづくり編(長期的なコミュニティの再生)
ハード面(余剰地の有効活用)・ソフト面(包摂の町づくり)
昨日は、まず「フェーズ1」多様な層からの声の吸い上げをするための本調査づくり。
平安女学院大学短期大学の地域福祉原論の授業(短期大学部保育科 准教授 新谷龍太郎先生担当)にお招きいただき、事業の概要の説明の後、学生さんから
①町に住みたい理由Pick Up ②住まい編について グループワークで出していただきました。
・交通の便がいい。
・スーパーなどが多い
・おしゃれなカフェがある
・街灯が多い町がいい。
・WIFIがつながりやすい。
・子どもたちが遊べる公園がある などなど
大学生、女子大学ならではの貴重なご意見もいただけました。
次回の授業はそれをもとに項目を絞り本調査項目づくりを作成いただきます。ここに建築のプロなど多様な方からのご意見をいただき完成の上、様々な世代、外国籍の人からも声をお聞きし「どの世代がどんなニーズを持っているのか」ということをデータベースとしてまとめていきます。そして、この調査をもとに声を具現化していくのがこの事業です。
平安女学院大学短期大学の学生の皆さん、担当の新谷先生ご協力どうもありがとうございました。
※写真の掲載許可は学生さんご本人から頂いています。